武士というものがまだ存在していた江戸の世——。
百人斬りと呼ばれた【不死身】の男がいた。
その男の名は「万次」。
万次は、父母を殺され復讐を誓う少女「凜」と出会う。
凜は万次に、復讐の旅の用心棒になってくれないかと言う。
初めは断る万次だが、凜に亡くした妹の面影を見た。
一人では危うい凜の姿に、仕方なく手を貸すことに決める。
しかし凜の仇は、剣の道を極めんとする集団——逸刀流。
それは、不死身の万次すら追いつめる凄絶な死闘の始まりを
意味していた。
『無限の住人』とは——。
シリーズ累計580万部を突破した本作は漫画家・沙村広明の
デビュー作にして代表作。
凜と万次の復讐の旅路を描いた「ネオ時代劇」の連載は20年にわたり、数々の映像化を経て今回、完全版として再アニメ化。
現在は<新装版>として全15巻が刊行中。
また、公式続編と銘打たれた『無限の住人~幕末ノ章~』が
「アフタヌーン」で連載中。